2008年9月24日水曜日

穴場・・・その3

K君、K君、網走監獄秘密のポイントの紹介終わってないんだけどさぁ・・・
「ええっ!? まだ終わってなかったんですか?ぼくだって忙しいんですから一ヶ所だけにしてくださいよ!」
はーい、それじゃあ外へ行こうじゃないか!

えー、ということで看守長屋前にやってきました。
「あ、五右衛門風呂ですね。」
そう、去年の夏に『明治の生活体験』という特別展があって、そのときに五右衛門風呂の窯を屋外に設置したのだ。
最初は粘土で固めただけだったのが、壊れやすいということでラス(金網)を巻いてモルタルで固めてしまったのだよ。
で、煙突も最初はフェイクで建てただけだったのをきちんと窯の中につながったものにしたのだ。

「入れそうですねぇ・・」
入れないことは無いな。それくらいで壊れるほどやわではない。
しかもだ。よく見たまえ。


「ああ、焚き口の汚れ具合というか、煤(すす)の付き方が信じられないほどリアル!!」
ふふふふ・・・・
「ま、まさか本当に火をつけて風呂を沸かしたんじゃ・・・」
風呂は、沸かしてはいない。しかし・・・
「い、一体何を!?」
・・・を焼いたのだ。しかも石焼芋を!
ええ!!資料を使ってなんてことを!?」

去年の秋に『落ち葉のプールで泳いでみよう』って企画あっただろ。あの時に遊びに来たこども達に芋を食わしてやろうと・・
風呂釜の中に石を入れて芋を焼いてみたのだよ。
「・・・・で、焼けたんですか?」
すごーく、うまく焼けた。ついでにウサギの餌用のニンジンも焼いてみたが、これもうまかったな。甘味が引き出されて・・
こども達には好評だったぞ!
「・・・で、今回の秘密のポイントというのは?・・」

石焼芋が焼ける「五右衛門風呂」!どうだい?
「・・いや、そんなに自慢げに言われても・・・引いちゃいますよ・・(-_-;)」