2008年8月31日日曜日

登り窯・本焚き終了・・・

火入れ式での着火が29日の午前10時半、
そして炉内の鎮火、窯の粘土での封が終わったのが、30日午後2時半。
28時間の戦いに終止符が打たれました。
うう、強烈に眠い・・(ブログを書いているのは30日の午後5時です)
とはいっても、私は途中で一度戦線離脱、再び参戦は午前3時からでした。
指導してくれたU社長、頑張ってくれたU・Jr、がんがん特殊燃料を自らに注入しながらお手伝いいただいたセラミック屋さんのSさん、そして徹夜で頑張った当館のK課長、外ごと隊のSさん、皆さん本当にお疲れ様でした。途中で逃げてごめんね・・・


遂に窯の封印が終わったところです。最初に比べると窯も随分と煤けてしまいました。
でも、これこそ本当に焼き物を作れる証ですよね。勲章だぜ・・
このあと、5日間ほど封印した状態で窯の内部を冷ましていよいよ窯出しです。
みなさんの260点の作品がどうなっているか、楽しみですねえ。

2008年8月30日土曜日

登り窯の大きさは・・・

昨日の火入れ式の様子が、早速報道されています。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/114660.html  Webではこんな感じで・・・・紙面でもカラーでした。

どうもありがとうございました。職員一同、とてもよろこんでます。
地元紙でも一面で取り扱っていただいていますし・・・本当に感謝です。

しかし、記事をよく読んでいくと・・・・登り窯の大きさが! 微妙に違います。(-_-;)ありゃ、こちらの手違いで・・・・
どうも、窯の基礎コンクリートのデータが伝わってしまったようです。

正しくは・・・・
幅 1.7m、奥行き 9.25m、高さ 4.475mとなります。

以上、訂正のお知らせでした。ドウモスイマセン・・・・


現在、外ごと隊は、レンガ焼成作業中、あと2時間ほどの勝負になってきました。
(今日のブログは、ほぼ実況になってます)

登り窯・本焚きに突入・・

火入れ式で点火した後は、200~300℃程度で薪を燃やし、窯を乾燥させる「仮焚き」の予定が・・・・
燃えすぎちゃったんですね・・

そのまま「本焚き」に突入することに・・・
一晩予定が早まりました。

「家、帰れねえや・・・・」

しかし、夜も白々と明けるころには、釜の中の作品も真っ赤に・・・

炉内温度も1100℃突破、うまくいけば夕方には鎮火できそうです。
さて、また現場に戻って窯焚きしますかあ・・

登り窯・仮焚き、薪割り・・

仮焚き中です。
U社長、窯の調子はいかがなもんでしょうか?
「そりゃ、俺が作った窯だもの、きちんと燃えるさ、でも薪が足んないかもなあ・・・」
えっ?そりゃ一大事。
外ごと隊、薪の追加オーダーでーす・・

「何だよ~」とか、いいながらスパンスパンと順調に薪割りをする外ごと隊。

温度を見てみると・・・・

着火から5時間経過で第1焼成室 637度。
きわめて順調です。
「小隊長さん、小割の薪も足りないよ」と、U社長。
外ごと隊、小割もお願いします。
「とっくにはじめてますよ!」
しかも、これまた凄いペースで次々と薪ができているのでした。
そして仮焚きは、順調に・・・・
それだけではすまなくなったのでした(-_-;)

登り窯・火入れ式

29日、午前10時に登り窯の火入れ式が行われました。
財団理事長など3名が松明で窯に点火!!

この巨大なエンピツみたいなのが松明、外ごと隊特製です。
「芯」に見える部分に柔らかい吸水性の良い木が埋め込んであり、ここに油が染込ませてあります。
凝ってます・・

無事に一発で着火!

煙突から白い煙が上がり始めました。
このまま一昼夜、窯の乾燥のための「仮焚き」が続きます。
そして、いよいよ30日朝から煉瓦を焼くための「本焚き」開始です。

登り窯・作品搬入

登り窯が遂に完成!

29日に火入れ式を行うことになったので準備作業を開始。


いよいよ、皆さんの作った手作りレンガを窯の中に搬入。
作業には、今回、窯を作ってくれた江別市の『上野煉瓦工務店』の社長さんも参加してくれました。
技術指導をお願いしたわけです。

狭い窯の中に社長さんが入り煉瓦を積み上げていきます。
半日ほどかかりました。

細い電線が取り付けられましたが、これは窯の内部の温度を計測するセンサーです。
プロは焼き色だけで中の様子がわかるそうですが、私たちはずぶの素人、機械頼みです。

内部覗き穴や薪の投入孔などで使わないところは「耐火モルタル」で隙間をふさいでしまいます。

さあ、準備ができました。
いよいよ、火入れ式が始まります。

2008年8月29日金曜日

こまかい・・・

外ごと班のKさん、Mさん、Oさん、畑にしゃがみこんでなにやら作業中です。
何してるんですかあ?



大根の間引き作業でした。
ワークショップ「沢庵漬けをつくろう」の大根専用農園、
8月15日の種まきから約半月、二粒ずつ蒔いた種から発芽したものを一つずつに・・・

かなり細かい作業です。

千本を収穫するため倍の種を蒔いていたわけです。
三人で一時間ほどの仕事になりました。
お疲れ様でした。

2008年8月28日木曜日

神社の階段を直す・・

Sさん、これ、どう思います?
「どうって、こりゃひどいね・腐ってますよ・・・
えっ、なんですか、声が小さくて聞こえないんですが?
いや・・・だから・・・腐ってるんですよ・わかりましたよ!うちで直します
いやあ、そうですか、そういっていただけるとうれしいなあ。
では、早速・・・
ということで・・今日は、外ごと隊で二見湖畔神社正面の階段修理をしてます。
一つずつ、腐った階段を取り除いて、新しい丸太と交換。
丸太は一つずつ、長さが違うのでその場でサイズに合わせてカット。


それを一つずつ場所を合わせて固定していきます。
全部で17段、けっこう手間がかかる作業になりましました。すいませんねぇ・・ ^^;
最後に砂利を階段に敷き詰めて・・・・
手作業ですね、これまた。

できあがりました!
さすが、外ごと隊、一日かかんなかったですね!
「小隊長、おだてたって駄目ですよ!」
いやあ、またよろしくお願いします。

2008年8月27日水曜日

がまの穂・・

せせらぎの蒲、いつの間にか穂が伸びてました。
秋らしい景色になってきました。

2008年8月26日火曜日

登り窯の周りを整備する・・

登り窯の火入れ式(いわゆる竣工式をこういうんですね・・)が29日に迫ってきました。
本体は完成しているのですが、周りはまだあんまり・・・

えー、外ごと隊の皆さん、あとの作業はうちでやろうと思ってるんですが・・・どうでしょ?
「小隊長、駄目って言ってもやるつもりでしょ」

いやあ、皆さんわかってらっしゃるんですねえ。よろしくお願いします。
と、いうことで某日、窯の周りに芝張り作業を実施。
斜面を削って作った場所なので、かなり大ごとになりました。
それでも、一日でこんなにきれいになります。
いやあ、みなさんさすがですねぇ。

「小隊長、変なほめ方して・・まだ何か作業あるんじゃないんですか?」

あとですねぇ、窯から隣の神社まで園路整備終わらせちゃいたいんですけど・・・
「それなら、ダンプカーでも無けりゃ砂利敷できないよ!小隊長!」

あっ、だいじょぶです。手配済みです・・しっかり

ということで、砂利運搬開始!(小隊メンバーは、資格所持者ばかりです)

これまた作業はさくさくと進みます。
しかし、細かい補修は手作業になり・・・

さらに、もう一度芝張り作業・・・

最後に砂利の高さをこれまた手作業で修正・・・

延べで四日間ほどの作業でした。
お疲れ様です。見事に新園路完成!
館内で最も高さが高い場所ですので見晴らしも良いです。
9月から供用開始予定です。

2008年8月25日月曜日

マル獄商品販売会は・・・

正式名称「全国の刑務所作業製品展示即売会」は、8月24日で終了しました。
大人気の函館少年刑務所製品『マル獄シリーズ』など一部の製品は、引き続き館内ミュージアムショップで取り扱い中です。

しかしながら、「マル獄」系は大人気のため入荷即完売の状態が続き、本日の時点では「マル獄前掛け」のみが販売中、そのほかの商品については、残念ながら「生産が追いつかない状況」が続いているため入荷の目途は立っていません。

入荷次第、お知らせいたしますが、基本的に商品の郵送販売は行っていないことを予めご了承願います。

以上、お知らせでした。

獄窓・・(開墾その9)

以前、「開墾その7」(8/5)でお伝えした舎房第三舎、第四舎間の花畑です。
第四舎が、独居房の棟になるのですが、ここの窓から外を見ると、こんな風に見えます。
ちなみに植えてあるのは薄赤の花を付けるソバです。
鉄格子越しに見る花・・・『獄窓』を演出してみました。
ただし、この窓の高さは下側が1m60センチくらい。
大人でも少し背伸びをしないと見づらいぐらいの高さ。
外を覗き見ることを否定した高さなのがわかります。
来館者の方も余り気づいていただけないのが少し残念ですね。

2008年8月24日日曜日

もったいない・・(開墾その8)

館内に登り窯を再現する工事中です。
窯作りや用地造成はプロにお願いしましたが、私たち外ごと隊では・・

建設予定地です。を刈り倒してみると・・・
かなりの厚みで黒土が出てきました。当初の計画では剥がして排出することになっていました。

もったいないなあ・・黒土って買うと結構いいお値段がします。
そうだ!舎房の間に作っている花畑で使おう!・・と、思い付きですが。

造成業者さんに舎房の近くまで運んでもらいました。
あまりに土の状態が悪く手付かずになっていた第一舎と第二舎の間です。

ダンプで往復すること20数回。お手数をおかけしました。

後は、自分たちで敷きならしました。
厚みで20センチ以上、凡そ100㎡近い畑ができました。

しかし、季節は既に8月。今から蒔いて何か・・・
緑肥用ヒマワリの種を入手しました。
これなら2ヶ月程度で花を付けるはず・・
今、種を蒔いて15日ほど。かなり緑色になってるじゃないですか!!
寒くなる前に咲くのが間に合うか、いい結果をお伝えしたいですね。
このほかに窯の周辺整備も外ごと隊が実施中です。
これは、また後日・・・

2008年8月23日土曜日

蜻蛉・・秋編

前に同じタイトルでブログを書いたのが6月中旬。
博物館前の池、トンボがずいぶんと池の上を飛びまわってます。

今回、この記事を書こうと思ったのは、こんな写真を撮れたから。


オオルリボシヤンマですねぇ。青く光る姿がかっこいいです。
子供のときから一番好きなトンボがこれでした。
メタリックな質感が・・・

6月に続いて登場は、アオイトトンボ♂♀。
お仕事中失礼・・

アオイトトンボといえば・・・ハートに見えますか?

お盆が過ぎると・・・・
やっぱりいました。アキアカネですね。
今日の記事から、タグに『秋』を加えましょう。

ヤゴの抜け殻を見つけました。池育ちのトンボもいるんでしょうね。

いつの間にかビオトープぽくなってきています。