2011年7月31日日曜日

野花菖蒲(ノハナショウブ)・・

スイレンの池の袂です。
北海道では夏の花、「ノハナショウブ」が咲いています。

実は、このノハナショウブ、種から育ててみたもの。
近くで咲いていた花から種を取って、数年前に撒いてみたのです。
何とか数株が花をつけています。

・・じつは、当館から、そう遠くないところに群生地があるのですよ。 (種を取ったのはここではありません。)
今年もきれいに咲いていますよ」とのうわさを聞きつけて見に行ってきました。

どうです?
の中にの花が散らばっています。
面積的には、幅150m×奥行50m≒7,500㎡ぐらいでしょうか。

場所は、網走市郊外の卯原内地区、能取湖湖畔です。
周りの葦(ヨシ)が伸びるまでが見頃でしょう。
残念ですが付近に駐車場もありません。
卯原内の街の中に鉄道公園があります。
ここからサイクリングロードを、常呂方向に2キロほど進んだ方向の能取湖湖畔側に群生地があるのです。
歩くか、自転車か。 それは見たい人が決めてね。

卯原内の能取湖湖畔は秋になるとさんご草の群生地がある場所としても知られています。
ノハナショウブの群生地も網走の夏の花の名所になるといいですね。

2011年7月29日金曜日

あと二日ですよ!

館内で開催中の『刑務所作業製品即売会』。
いよいよ7/30で終了。
あと二日限りです!
人気商品の味噌醤油はついに完売だそうですが・・
残念です!買いそびれました・・・
しかし、(-_-;)的にはまだまだ迷っているものが・・

一つ目が表札。網走刑務所の製品です。
ほぼフリーにデザインができます。
前にも書いたけど、我が家の表札は、未だに紙・・・・
うう、頼もうかなあ・・

そして迷いまくっているのが、同じく網走刑務所製の燻製機。
ステンレス製なので、屋外に出しっぱなしでも大丈夫。
秋になると、鮭をもらうことが多いのですが、食べきれない。
そんなときにこれがあれば!
どうしようかなあ・・・

売店のK。
即売会開始後すぐに購入したものがありました。
蓋つきの木箱。
彼は「をしまいます・・」と言っていました。
ふーん、。普通に人目に付く本棚には置けない
おっと、こいつは邪推かな・・ふふふん。

・・・便利だって言ってましたよ。
どういう意味なんでしょうね。

他にも面白いものがいっぱい!
30日までですよ。

2011年7月28日木曜日

藪森、蜂と蜱(ヤブモリ、ハチトダニ)

網走刑務所二見農場内、通称「二見の桜並木」の入り口側です。
刑務所の敷地ですからね、普通は入ってはいけません。
右側の看板にもしっかりそう書いてあります。

一歩入ると、この状態。
入らないで下さいというより、入りたくない。

やーぶもりダニー、わたしのいやなもの~

頭の中をリフレイン。
外ごと小隊長と名乗っているけど、(-_-;)・・・
それなのに、先週からへ入りまくりな日々・・・
館内のエゾシカ問題はまだ片付いていないので、見回りも続いています・・・

先日、刑務所さんから連絡が・・・
「この春、桜並木を守る会の皆さんに植樹していただいたエゾヤマザクラの苗木が41本、折れています!」

それは、悪意のなせる業なのか!?

取りあえず、見に行きます・・ということに。
そして藪漕ぎを繰り返している今、・・・確かに折れていました・・

野草、伸びまくり。
周りは、蚊、虻、蜂が飛びまくってというか、襲われまくりながら進みました。
・・・確かに全部先が折れていました・・・

3か月前の写真。
皆さんががんばって植えてくれたのに・・・
それにしても自然の力、侮れない。
驚くべき緑の再生能力・・・

そして犯行は誰の仕業なのか・・・
踏み分け道・・けもの道を見つけました。
・・・そうか、ここも、そうなのか。

・・・エゾシカ

虫よけスプレーを頭からかぶってタオルを首に巻き、暑いのにつなぎ着用で藪に入ったのに・・
背中が妙にチクチクします。
・・・きっと、ダニにかまれてる・・・

戦いの日は続くのです・・・・

2011年7月27日水曜日

見逃した・・・・

スイレンの池の袂にある梅の樹。
今年は絶対見逃すまいと思っていたのに・・・
遅かった・・・・
数年前に気付いたのですが枝の又部分からシャクナゲが伸びていました。
偶然種が溜まった土に落ち、発芽したんでしょうね。鳥の糞にでも入っていたのでしょうか。
近くにはシャクナゲはないのです。
それが今年ついに花芽をつけました。
こいつは、ブログのネタになる!とか不埒な考えを持っていたのですが・・
今日行ってみたら、花が終わっていました。
来年も咲くかなあ・・・

2011年7月26日火曜日

ボーダーガーデンに・・

今年から作り始めた宿根草によるボーダーガーデン、夏になってグングンと育ち始めました。
しかし、株間の雑草もグングン伸びます!
相当大変です。
それでも、花が咲き始めるとウレシイ・・
水門裏側、ふと気づくと白い花が・・・
・・・ちょっと待て!
ここは、ピンク色のモナルダが咲くはずでは?

・・・ジャガイモ
しかも品種もわかります。農林1号。
この宿根草ガーデン、自分たちで造成したのですが使った土は、数年前まで体験農園で使っていた畑の土。
植えてたもんなあ、ジャガイモ。
いわゆる「野良イモ」が残っていたな・・・
それが発芽したみたいです。
除草を担当した人たちもわかっていて残したな・・・
取りあえず収穫時期を待ってみましょうか・・・

2011年7月25日月曜日

さよならKG1・・・

朽ち果てかけたトラック・・・
すでに10数年前にナンバープレートは返却済みになっている廃車です。
車体に描かれた文字でもわかりますが、財団最初の公用車だった「ダットサントラックWキャビン・4WD」。
開館から1年後に購入した昭和59年式です。
市内への連絡、ちょっとした出張の足はもちろん、資料の搬出入、冬は車体前方に排土板を装備して除雪にまで使ったまさにマルチパーパスビークル!なのでした。
あまりに無理な使用が続いて10数年目には修理費用がかさみ過ぎるようになり次のトラックに更新したのです。
取りあえず、走ることはできたので、廃車後もしばらくは構内専用で枯草を集め運んだりしてのんびりと使い続けていました。
その後、走行系が音を上げて、園地内にて頓挫。
バックヤードまで引きずってきた後、丈夫な車台を利用して燃料タンクの土台になっていました。

しかも導入した構内用消防車が、同じ日産の車体を利用したものだったので、最近は、ランプや電装系の部品取りも続き・・・
今年になり車体の腐食が進み、燃料タンクを置くのも危険だろ!ということで、とうとう処分しなくては・・・ということになった次第。

他の職員から見ればただの屑鉄同然なのですが、開館当初からの職員である(-_-;)的には、とてもさびしい・・・・
この車で古い農機具集めに郊外を走り回ったり、イベントごとにチラシや割引券を配りに行ったり、けっこう思い出があります・・・・
ハンドルもクラッチも重いし、除雪用のサブフレームを付けたせいで冬道走行のバランスも悪かったし・・・
でも、入館者が集まらなくて運営が大変だった時期の(今も同じような状況ですが・・)博物館づくりを支えてきた同志!が、また一人いなくなる・・・
そんな気持ちです・・
さよなら・・監獄1号・・・

2011年7月24日日曜日

順調・・

舎房裏です。
空いた部分の石を拾って、工事残土の黒土を敷き詰めて作った「畑」。
今年もヒマワリの種をまきました。
生育は順調です!

つぼみも膨らみ始めました。
8月に入ったら一面の黄色い空間が現れるでしょう!

・・・エゾシカ、まだいるような気配・・・
ひまわりは食べないよなあ・・

2011年7月23日土曜日

豊饒な・・・

麦畑です。
本当に黄金色だよなあ・・・・
上(登り窯方向)から見るとこんな感じ・・

斜面のエゾミソハギも咲き始めました。
北海道では「盆花」として扱う花・・

今日の網走は秋みたいな涼しい風が吹いています。
でも昨日から網走の夏祭りなんですよね・・
今日は花火大会!
短いオホーツクの夏を楽しまなきゃ!

2011年7月22日金曜日

食害・・・

体験農園のソバ畑、順調に育っていたのですが・・・


周りに網を張りました。
去年のこの時期は、キタキツネが畑を荒らし始めていたのですが・・・・
今年は違います!

事務所前の(!)花壇に残された足跡・・
今年はエゾシカです!
先週ぐらいから園地内での目撃情報があったのですが、ソバ畑と宿根草花壇に食痕が!
宿根草はイタイ、痛すぎる・・・・



ということで、こちらは第2駐車場の畑、順調に育ち始めたイナキビ。
数日前にK学芸課長を先頭に除草も完了。

こちらも網を廻しました。

・・行政機関を通じて、ハンターの方に駆除の相談をしたのですが、
「この程度の網じゃあ、シカは一発で食いちぎっちゃうよ!シカに入られたくないなら電気だ!電気!」
とのこと・・・


この時期、こういう場所では、有効な駆除対策もとれないそうです・・
また自然との闘いの日々が続くなあ・・

2011年7月20日水曜日

オオウバユリ・・

復元法廷棟付近、オオウバユリが咲き始めました。
この数年、ぐっと数が増えてきたようです。

オオウバユリは、「1回繁殖型多年草」です。
発芽してからの数年は、大きな葉だけ。
花が咲くまでに6~8年。
そして一度花が咲くと枯れてしまうのです。
ただ、その時に大量の種を周りに撒き散らし、そしてその種が育って‥‥
枯れた根の側に、新しい株もできるので次々と花が咲いているように見えているのですね。
地味ですけど、好きなんだよなあ、こういう花・・

2011年7月19日火曜日

なでしこKANGOKU・・

ええもちろん昨日の朝は、3時起き!
何せ今回のなでしこ選抜メンバーには二人の道産子!
あのPK4人目で決めた熊谷選手は札幌出身。
しかもFWの高瀬選手は、隣の北見市出身!(決勝は出場しませんでしたけれど・・)
オホーツクも燃え上っていたのですよ!

…ということで探しました。
園地内の「ナデシコ」。
ここは、通用門裏側。7月に植えた宿根草のボーダーの中にありました!
その名も『ディアンツス バルバツス ”エシュベルグ” 』、和名 美女撫子(ビジョナデシコ)です!
今年は植えたばかりなので、まだ株も細いのですが、来年は大きく育ってほしいなあ・・

2011年7月18日月曜日

ナツノニオイ・・・

館内のあちこちに甘いにおいが漂っています。
これは、歴史館前。
ハシドイの樹からでした・・
白い小さな花が満開です。
いい匂いがするので、この花からもハチミツが取れないのかなあ・・
近所に養蜂をしている人がいるので今度会ったら聞いてみよう。
ブログを覗いたら、アカシアの蜜集めが終わって、今は菩提樹の蜜を集めているらしい・・

そして舎房の裏でいい匂いがしてますよ!と情報をくれたのは・・
外ごと隊のKさん。

行ってみると・・・
さわやかな香りが一面に!


野生の薄荷(ハッカ)を見つけました。
けっこうな面積に増えています。
・・・そうだ、前に増やそうと思ってわざわざ苗を買ったこともあったな・・・
今度は、ここから分けて増やすことにしようっ!

2011年7月17日日曜日

花びら集め・・・

「何だかさあ・・こういう仕事は照れ臭いよねぇ・・・」
・・・正直、(-_-;)もそう思います。

W棟梁が、ハマナスの花びらを丁寧に一枚ずつ集めていました。
ローズティーつくるっとか言ったらやだなぁと思ったのですが・・・
8/6開催の「体験講座 夏休み染色体験」の材料にするらしく、K学芸課長からの指示でした‥
必要量2キロ!とのことでしたが、ハマナス、花の時期は少し過ぎ気味・・
結局、500gぐらいしか集まらず、それぞれ関係先でハマナスを植えていそうなところに散りました・・・
無事に集まるといいのですが…

2011年7月16日土曜日

即売会はじまりました!

「刑務所製品即売会」、今朝からはじまりました!
今日から三連休ということもあり、会場はそこそこに混んでます。

刑務所作業製品といえば、丈夫な家具!というイメージがありますよね。
今回もいろいろな商品が集まってます。

地味ですが人気の横浜刑務所製の石鹸!
スニーカーをざぶざぶ洗うのに便利!
我が家も使ってます・・・
今年初登場は、網走刑務所製の表札受注コーナー。
木製の表札にレーザーカービングという手法で名前を彫ってもらえます。
・・・・(-_-;)家は、表札が紙・・・(ラミネートはしてますが・・)
思い切って頼んでみようかなっ?・・・・

2011年7月15日金曜日

植えてきました・・・

いつもなら6月中には終わっていた「はなてんと」の花苗植付作業。
今年は声がかからないで終わるのかと思っていたら、この時期だった・・・・

そして、今年も前日夜半まで雨・・・
・・・・泥濘でした。
いつかの反省もあり、今回は最初からゴム長、履いていきましたが。
やっぱり、べっとりと沈みながらの作業になりました。

写真、白っぽい作業服は、観光協会のH君ですが、明らかに歩き方がおかしいです・・・
とりあえず、10名以上と多めの参加者がいたので作業自体は30分ほどで終了。

今回、お手伝いに行った場所が最後に空いていたところだったようです・・
8月からが見頃です!
間に合うかっ?

2011年7月14日木曜日

麦の穂・・

しっかりと伸びてきました。
けっこうまばらな感じなのですが、これは、肥料を手撒きしたことによる『ムラ』が原因らしい・・・
しかしなあ、これだけの面積、機械使うのもなあ・・

2011年7月13日水曜日

今週末からは・・

人気のイベント『刑務作業製品即売会』、7/16(土)よりスタート!
会場は、当館内の教誨堂です。

今年も丈夫で安い家具や、陶器。
味噌や醤油などの刑務所工場製の調味料などが揃います。
レーザーカービングによる表札の受付も行います。
7/30までの開催です。
お楽しみに!

2011年7月12日火曜日

雑草でしょうか?

いいえ、イナキビです。
6月中旬に一度、除草もしていますが、確かに見分けも難しい・・・
9月に収穫後、あの幻のイナキビ餅になります。
期待してください。

2011年7月11日月曜日

5年かかって・・・

鏡橋下の池、取水口付近です。
藤棚もこんもりと茂ってなかなかにいい感じですが・・
実は、5年前までは・・・

こんな景色でした。
青い防水ビニールシートが寒々しい雰囲気ですよね。
塩ビパイプも味気ない・・・
そういうことで、改修に取り掛かったんだよなあ・・

このころ、大手コンサル業者さんから池の大改修プランも提出されていました。
総工費3千万円以上!!
コンクリートで護岸して、循環ろ過装置を取り付けるという計画。
周囲の植栽も見たこともないような庭木を植えようというもの・・
中のスイレンを工事期間中に仮活けするプールを第2駐車場に造成して・・というすごい計画だったんだよなあ・・

この時すでに当館の入館状況はじわじわと減少し始めており、この改修は、とても意味があるものとは思えずお断りすることに・・
で、予算十分の一程度に縮小して何とか景観づくりをしようということで2年ほどかけて改修をしたのでした‥

護岸の材料は、館内にごろごろと置かれたり、展望台を作ろうとして集めていた大きな庭石が相当量あったのでこれを再利用して、岸に並べてビニールが見えないようにしました。
この時に石を少し岸から離して設置して植栽できるエリアを作ってもらいました。
もちろん工事はプロの造園業者さんや左官屋さんにお願いしなきゃいけないところだけを頼み、あとはなるべく自分たちで頑張ってみたのですよ。

次は、鏡橋のたもと。
びふぉー!
こいつはさみしい景色だ・・
そして、現在・・
柵の内側には、アヤメや花ショウブを自分たちで植え込んだのですが、そのうち自然に湿地に生えそうな野草が顔を出してきました。
不思議です・・


そして排水口側・・・
この当時は、排水は池中央のオーバーブロー管だけだったのですが・・・

現在の姿・・
実は藤棚の足元付近の石積みの中に新しい排水口を仕込んだのです。
こうすることで、池の水が淀みにくくなりました。
素人の思い付きだったのですが、うまくいった部分。
黄色い花が見えていますが西洋ノコギリソウが自然に増えたものです。

・・自画自賛できる話だけではありません・・
まず、草刈、除草が大変。
しかも最近、少し池の水位が下がり傾向・・
石を積んだ今となっては、防水ビニールのどこから水が漏れているのかわからない・・・・

大改修にならないようにしなきゃなあ・・

2011年7月10日日曜日

雨です・・・

入口の園路脇に植えたヘメロカリスです。
「植えっぱなし」ですが、株が肥って今年は花数も多い。

濡れているのがわかりますか?
今日は雨・・
気温は、まだ20℃にもなっていません。
昨日は、そこそこに夏らしい日差しの強い日だったので、体調管理がしんどい・・

昨日から「オホーツクサイクリング2011」が始まってます。
オホーツク海沿岸を雄武町から斜里町まで212kmを二日間かけて自転車で駆け抜けよう!というイベント。
昨日は、暑さでリタイヤしたかたもいらしたらしいのですが、今日の雨と寒さもつらいですよね。
ちょうど、今頃網走市を通過している頃だと思います。
参加の皆さん、頑張ってゴールを目指してください!

2011年7月9日土曜日

蕎麦畑・・

二見農場前のソバ畑、6月の降雹でかなりの打撃を受けたように見えたのですが、さすがに丈夫だ・・・
白い花が満開です!
さすが、「荒地にはソバ」と言われ、北海道の開拓時代に広く栽培されていただけはある!タフだ・・
9月の収穫祭に「手打ちそば」としてふるまわれる予定です。
楽しみです!