2011年7月11日月曜日

5年かかって・・・

鏡橋下の池、取水口付近です。
藤棚もこんもりと茂ってなかなかにいい感じですが・・
実は、5年前までは・・・

こんな景色でした。
青い防水ビニールシートが寒々しい雰囲気ですよね。
塩ビパイプも味気ない・・・
そういうことで、改修に取り掛かったんだよなあ・・

このころ、大手コンサル業者さんから池の大改修プランも提出されていました。
総工費3千万円以上!!
コンクリートで護岸して、循環ろ過装置を取り付けるという計画。
周囲の植栽も見たこともないような庭木を植えようというもの・・
中のスイレンを工事期間中に仮活けするプールを第2駐車場に造成して・・というすごい計画だったんだよなあ・・

この時すでに当館の入館状況はじわじわと減少し始めており、この改修は、とても意味があるものとは思えずお断りすることに・・
で、予算十分の一程度に縮小して何とか景観づくりをしようということで2年ほどかけて改修をしたのでした‥

護岸の材料は、館内にごろごろと置かれたり、展望台を作ろうとして集めていた大きな庭石が相当量あったのでこれを再利用して、岸に並べてビニールが見えないようにしました。
この時に石を少し岸から離して設置して植栽できるエリアを作ってもらいました。
もちろん工事はプロの造園業者さんや左官屋さんにお願いしなきゃいけないところだけを頼み、あとはなるべく自分たちで頑張ってみたのですよ。

次は、鏡橋のたもと。
びふぉー!
こいつはさみしい景色だ・・
そして、現在・・
柵の内側には、アヤメや花ショウブを自分たちで植え込んだのですが、そのうち自然に湿地に生えそうな野草が顔を出してきました。
不思議です・・


そして排水口側・・・
この当時は、排水は池中央のオーバーブロー管だけだったのですが・・・

現在の姿・・
実は藤棚の足元付近の石積みの中に新しい排水口を仕込んだのです。
こうすることで、池の水が淀みにくくなりました。
素人の思い付きだったのですが、うまくいった部分。
黄色い花が見えていますが西洋ノコギリソウが自然に増えたものです。

・・自画自賛できる話だけではありません・・
まず、草刈、除草が大変。
しかも最近、少し池の水位が下がり傾向・・
石を積んだ今となっては、防水ビニールのどこから水が漏れているのかわからない・・・・

大改修にならないようにしなきゃなあ・・