体験農園の畑、排水性を高めるための『暗渠排水』を設置する作業が続いています。 (前回までの作業は「アンキョ?」で)
今回は自分たちで作業を進めていますが、それが可能になったのは外ごと隊のKさんが農地開発関連のお仕事をしていた人だったから。 経験者じゃないと無理ですよね。
Kさんに計画を作ってもらい必要な資材をリスト化してもらいました。 入手は(-_-;)担当。
『給水管(有孔) 4m×13本』 これが暗渠管ですね、穴の開いたパイプってことでしょ、これぐらいは理解できます。
しかし。
『ホタテ貝殻 4.62㎥、葦(ヨシ) 7束』 ええっ、貝殻に葦? 一体なんに使うのか?しかも単位は小数点第二位。 (葦、既に上の写真で使ってますが・・)
とにかく言われた材料を手に入れなくては仕事が進まない。
地元の水産加工会社に協力していただき、ホタテ貝殻を入手。(貝殻は本来、産業廃棄物としての処理になるものです。今回は特別に分けてもらいました。)
葦、ここはかなり広い敷地の博物館ですが生えてそうで生えてないです。思いついたのは網走湖畔。
確かヨシが生えている。しかも相当な量。
しかし、このあたりは国定公園内です。採取に問題はないのか。
調べたところ、ヨシは採取に制限のある植物じゃないことが判明。
そこで、ヨシが群生している網走刑務所の湖畔農場跡地、現在は網走市が『大曲湖畔園地』として整備計画が進めている場所での採取を計画。
網走市からも、快く許可をいただき必要量を入手できました。
Kさん、一体貝殻とヨシ、なんに使うんですか?
「貝殻は疎水材に使います。暗渠管の周囲に排水性のいい材料を入れておくと、排水性が良くなって雨の時に効果があります。ヨシはその上に敷き詰めます。吸出防止材といって植物の根が暗渠管の中に入ってこないようにする効果があるんですよ。」
なるほど。 (-_-;)
ということで、作業開始。
バケット車で貝殻を管を並べた溝に投入。