2008年7月5日土曜日

特別展「刑務作業の歴史と刑務作業製品」

開館25周年特別展覧会

「刑務作業の歴史と刑務作業製品」展開催にあたり

今特別展のテーマである、刑務作業を統括する刑務作業協力事業部も発足から設立25年の記念すべき年を向かえます。

その節目の年において、間接的関りを持つ刑務作業について着目し、被収容者が製作した刑務作業製品を展示することを企画しました。

開催期間:7月1日〜8月31日

会場:教誨堂(館内)


【展示内容を一部ご紹介】※画像はクリックすると拡大されます。

下記3枚の写真は、明治の刑務作業風景と矯正展より



矯正展の様子

明治45年網走監獄で行われた矯正展の様子です。たくさんの製品を展示し盛大に行われました。


魚網製造作業風景

港町である網走では、漁網の修理なども刑務所の作業としておこなっていました。人手不足を補い安い労働力として活用されていました。



糸紡ぎ作業風景

自給自足の理念に基づき、自らの獄衣も縫制していました。


【特別展出品製品の一部ご紹介】


富山刑務所作業製品「神輿」

注文を受けると製作しているもので、祭り道具を数種類生産しています。これは網走刑務所の三眺祭りで使用していたものです。


下記動画は、当館学芸員による解説もあります。撮影用機材など今後充実の予定です。カメラワーク、解説も徐々に上達していくと思いますので、長い目でみてやって下さい。どうぞ、よろしくお願い致します。

動画は、全部で6本あり連続で再生されます。




是非、特別展をご覧下さい。お待ちしております。