2011年3月26日土曜日

がんばれ!監獄号!!

網走地区消防組合から、人員輸送用にマイクロバス1台が宮城県に応援に向かうことになりました。 3/28に網走を出発、現地で一週間の活動が予定されています。

平成15年、当館が開館20周年を迎えた記念に、網走市に「消防用車両購入資金500万円」を寄付しました。
その時に購入した車両です。
車体の側面後部には大きな字で館の名前が入っています。

この時には、ほかにも、網走刑務所を出所した人が一時的に生活をする施設の建設資金助成、
創設者の名前を付けて「地域貢献」事業として、この後の数年間、地元の様々な団体への助成活動を行いました。
関係する市民の皆さんには喜んでいただけたと信じていますが、寄付には賛否両論がありました。
「売名行為・・」と名指しで批判されたこともあります。
勤務していた私((-_-;))も、これはやりすぎじゃないのか・・本当に必要な寄付だったのだろうか?と自分の中で葛藤がありました。

このころから、当館の入館者数は減少が続いていました。
外に配るお金があるなら、先に中の整備を!(特にこのころから各所の老朽化による破損が目立っていたので・・)という気持ちも強かった記憶があります。
その状況での頑張っての資金捻出であったのに、そう評価をされることもない。
街中で、この車両を見るたびに、特に大きな施設の名前を見るたびに何とも面映ゆい気持ちになっていました。
実際には、消防車両として後方での支援活動に頑張っていたに違いないこの車両には申し訳ない話ですが。

3.11、あの震災が起こっても何もできない自分。
16年前の阪神淡路を襲った震災の時… 同じ職場の人が、すぐに現地に入っています。

今度何かあったら次は自分が…そんな気持ちでいたのです。
自慢ではありませんが少し普通のサラリーマンとは鍛え方が違う!
森の中を移動する術、大工道具を使うこと、ロープや番線を使っての結束、
外ごと隊でこの10年鍛えられていましたから。
今度はボランティアに行こう!
何かお手伝いをするんだ!

・・・しかし2年前に体調を崩し、今の(-_-;)は、月一度の定期検診、毎日掌いっぱいの薬に頼っています。
現地に入ることはかなわない、逆に周りの方に迷惑をかけてしまう状況にあります。

震災発生の翌日、募金箱を設置しました。
でも、今の自分はこれ以上の何もできない・・

今回、網走消防署からこの車両が被災地へ向かう!という話を聞いて少し胸が熱くなりました。
8年前の寄付が、本当に困っている人たちの役に立てる!
自分たちがしてきたことが実を結ぶんだ!
そんな気持ちになりました。

網走消防署の署員2名が、この車両で被災地に入ります。
がんばれ!がんばれ! 網走の力を、網走の心を被災地の皆さんに伝えてください。
今、僕らが現地に入ることはかなわないけれど、僕らの気持ちは被災者の皆さんのすぐそばにあります。

震災発生から半月が過ぎました。
それからブログの更新、ホームページ上のお知らせの更新を控えてきました。
気が付けば網走も雪解けが進み、木々の芽も膨らみ始めています。
そろそろ、更新を再開しようと思います。
北海道の東の端っこの田舎の民営博物館のなんてことはない日常の記録です。
よろしければ、またお付き合いください。

博物館網走監獄 (-_-;)外ごと小隊長