【博物館網走監獄へのコスプレ着用での入館、館内での写真撮影は可能です。ですが必ずお守りいただきたいことがあります。】
網走監獄は、アニメ・漫画の舞台になったり、その漫画を題材にしたスタンプラリーが実施されていることもあり、最近は、たくさんのお客様から「コスプレでの入場は可能なのか?」「コスプレ着用した状態で写真撮影をすることは可能か?」といった質問が多く寄せられています。
このことに対する博物館網走監獄の考え方をお伝えします。
先ず、「博物館網走監獄は入館に当たってドレスコードは設けていません。」ですから、お客様の衣服が民族衣装や、漫画、アニメ、ゲーム等の映像作品に登場するものを模したもの(いわゆるコスプレ)であっても、入館に支障はありません。
ですが通常の開館日にはたくさんの博物館観覧を楽しみに来ている方がいらっしゃいます。他のお客様が不快になるような衣装やメイクをされた方(例えば傷口や出血を模したゾンビ調のメイク、衣装)、そして公序良俗の観点から、博物館観覧だけでなく通常の場所に相応しくない肌の露出の多い衣装を着用されている場合は、ご注意をさせていただく、注意を聞いていただけない場合は入館をお断りする場合もあります。
そして最もご注意を願いたいのが「小道具として武器を模したものを携行して入館すること、館内へ持ち込むことは一切できません」と言うことです。
刀剣類や銃器類を模したものは、サイズ、材質(紙類、木質、金属、プラスチック)を問わず一切の持込を禁止とします。
他のお客様から見て、武器、凶器にしか見えないものを博物館として館内に持ち込むことは許可できません。
館内には、お着替えやメイクに使っていただける場所はありません。トイレを占拠して着替えやメイクはお辞めください。
まず、以上の約束事を守っていただくのがコスプレ入館時の前提条件とお考えください。
そして、館内の写真撮影ですが、博物館網走監獄では殆どの場所での写真撮影を許可しています。しかし、館内の建造物及び博物館展示物は、博物館が所有、設置をしたものですので、その肖像権、及び著作権は博物館に帰属しています。
撮影された写真を個人やお仲間で楽しまれることは自由ですが、ネットで公開する場合に広告料収入を伴うメディアを用いること、撮影された写真を有料で販売する印刷物に掲載すること、写真自体を有料で販売すること、広告等に使用することを禁止します。営利を目的とする撮影であれば、予め博物館にご連絡、協議をさせていただき館内撮影申請書をご提出していただく必要があります。内容によっては撮影を許可しない場合もあります。
撮影時には他の見学者の足を止める、一定の場所に居座り他の見学者の見学の障たげになる、強い光源を用いて撮影する等の行為はお控えください。他のお客様から苦情があった場合は、ただちに撮影を中止していただきます。
博物館網走監獄も、舞台として扱っていただいた作品を応援しています。「聖地」として見学に来ていただくファンの方も増えとても感謝しているのです。
もしルールを守っていただけない、そうしたことが続いてしまうと、博物館へのコスプレ着用の入館をお断りすることになってしまう場合もあります。
どうかご理解いただきたくお願いを申上げます。
2019年8月
博物館網走監獄 事務局長