2012年10月3日水曜日

できました!


少し逆光で写真が見づらいかもしれません。
駐車場入り口に設置していた「もの」。
遂にベールを‥というか、覆っていた保護材をすべて外しました。

そうです。これは施設名の銘板です。
開館30年、公益財団としての登記、通算入館者1100万人達成。そして登録文化財7棟の追加認定。
この記念すべき年の事業の一つに、入り口にきちんとした施設名表示をつくろう!と準備を始めたものです。
もともと入口にあった看板、開館当初にこの位置にあった電柱にもたせ掛けた木製のもの。
さすがにボロボロになっていたこともあったのですけれど。

素材を石に!というのも企画当初からの考えです。
登録文化財10棟を保存公開する博物館である重厚さ、
この事業を永続的に続けるんだという私たちの気持ち。
これを表すには、石という簡単に失われることのない素材を使いたいと思ったのです。
割肌の御影石をブロック状に積み上げ、黒御影石のプレートを嵌め込みました。
プレートも幅2.7m、高さ1.2m、厚みは約10㎝、一枚の重量が約1トンという大きなものになりました。
台座を含めた高さは2.4mです。

2面構造は、国道から登ってくる方、天都山から下ってくる方、どちらからも見えるもの‥
ということから考えたもの。

「看板負け」しないようにがんばりますね!