中が見れないのは、旧網走刑務所庁舎【国登録有形文化財】。
今週末より、内装改修工事に取り掛かるため10月21日より内部展示公開を中止しました。
移築を行ったのは昭和60年。自主自立の精神で民間による財団法人を創設、博物館網走監獄の運営を進めてきた当財団が財政で一番苦しい時期の移築保存物件。
明治時代の官庁建築の特徴を色濃く残す外観の再現に作業を集中せざるを得なかったこともあり、内部は結構ギリギリな状態での再現工事を行ったものです。トイレや内部の壁材に改修が必要な状況が続いていたため、今年度思い切って着手。
工事完了は年明け2014年1月を予定しています。
ミュージアムショップも昨日20日でいったん閉鎖。11月より『監獄食堂』建物に仮店舗を設置し営業を再開する予定です。
一方、外観が良く見えなくなった建物も。
旧網走刑務所五翼放射状平屋舎房【国登録有形文化財】。
こちらは外側の修復作業に着手した為、足場を組んでいるので一部外壁が見えなくなっていますが、内部は通常通り公開中です。
基礎コンクリートの割れの補修、腐朽した部材(木材)の修理、交換。
屋根の再塗装などの作業を行っています。
こちらは雪が降る前に追われるよう急ピッチでの作業中です。
以上、工事関係の知らせでした。