2012年12月30日日曜日

迫力

12月27日に復原法廷棟内の単独審法廷、合議審法廷の蛍光灯照明器具を撤去しました。昭和27年の建築時にはシャンデリアのみで使用されていたものが、途中で蛍光灯を増設したらしいので、もともとの姿に戻そうという試みです。

ということで、これが撤去前の合議審。

で、アフター。撤去後です。うむ、いい感じ。シャンデリアが目立ちます。

こちらは単独審。シャンデリアの形がわかりやすいです。
このシャンデリアは、横から見た形が裁判を象徴する『正義の女神』が左手に持つ天秤秤をモチーフにしています。そして真ん中の大きなドーム部分のフレームが公正に物を写し出す「鏡」=「八咫の鑑」を表す縁取りがされているという法廷専用の照明器具、実際に使われていたものです。
裁判官側から見るとこんな感じ。人形には補助灯を使って光を当てたのですが陰影が強く出て迫力が増したかな。

合議審の証言席。これは証人尋問のシーンを再現しているのですが、どうです?まるで法廷劇を見ているような感じに!
お正月中も通常通り、開館しています。ぜひ、見に来てくださいね。