2012年10月19日金曜日

はじまります!


いよいよ明日10/20よりMARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店にて「博物館網走監獄フェア」が始まります!
写真は会場に飾るPOP。写真集装丁のデザイナー佐々木さんが作ってくれました。高まります!

『博物館網走監獄フェア』
会場 MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店B1F理工学書フロア(札幌市中央区南1条西1-8-2 ℡011-223-1911)
期間 2012年10月20日~11月20日(営業時間 10時~21時)

・今春刊行の『写真集 博物館網走監獄(撮影:並木博夫)』、博物館が刊行してきた書籍「五寸釘寅吉の生涯(復刻)」、「資料 博物館網走監獄」、「資料 北海道監獄の歴史」、「北海道集治監論考」などの研究書籍、関連出版物として吉村昭著「破獄」「赤い人」の他「監獄ベースボール」、「脱獄王」など10冊以上を揃えます。

10月末刊行の最新刊となる研究書「北海道集治監勤務日記」(北海道新聞社との共同出版)は翻刻に8年をかけた大作です。
博物館網走監獄のミュージアムグッズ(クリアファイル等)も販売します。
会場には写真家:並木博夫氏が2年以上の時間をかけて撮影をした博物館にて保存公開をしている旧網走刑務所建造物(すべて国登録有形文化財)の写真も展示します。

ぜひ、お立ち寄りください。

2012年10月7日日曜日

光と陰

後追いになっちゃったんですが、写真展の表示板も完成!
監獄歴史館内の「網走監獄の『光と陰』建築写真展」会場です。
向こう正面には大きく引き伸ばした写真が2枚。
高さ120㎝×幅180㎝。「二見の桜並木」と「網走河畔の樹氷」。
凄い迫力ですよ。

舎房内側から撮った写真。
窓から差し込んだ光が壁に映り込んだところをとらえています。
ああ、そういえば撮影者の写真家、並木博夫さん。
舎房の内側から扉を閉めてしまい閉じ込められて携帯電話で助けを呼ばれたことが・・・

樹氷の撮影時には車のドアが凍りついて乗れなくなったこととか・・
いろいろと撮影時のことを思い出しながら見てしまった。


花の時期に撮影された写真もあります。
北海道は開花時期って短いですからね。
チャンスは本当に一年間の中で一瞬、並木さんは拘りぬいて撮影してくれました。

写真展、来年3月末まで開催します。
ぜひご覧いただきたいです。
見に行けない・・・
そんなかたには、ぜひ「写真集 博物館網走監獄」ご購読を。
決して安くはないけれど、後悔はさせない!
そんな一冊です。

通信販売も行っています。



2012年10月3日水曜日

できました!


少し逆光で写真が見づらいかもしれません。
駐車場入り口に設置していた「もの」。
遂にベールを‥というか、覆っていた保護材をすべて外しました。

そうです。これは施設名の銘板です。
開館30年、公益財団としての登記、通算入館者1100万人達成。そして登録文化財7棟の追加認定。
この記念すべき年の事業の一つに、入り口にきちんとした施設名表示をつくろう!と準備を始めたものです。
もともと入口にあった看板、開館当初にこの位置にあった電柱にもたせ掛けた木製のもの。
さすがにボロボロになっていたこともあったのですけれど。

素材を石に!というのも企画当初からの考えです。
登録文化財10棟を保存公開する博物館である重厚さ、
この事業を永続的に続けるんだという私たちの気持ち。
これを表すには、石という簡単に失われることのない素材を使いたいと思ったのです。
割肌の御影石をブロック状に積み上げ、黒御影石のプレートを嵌め込みました。
プレートも幅2.7m、高さ1.2m、厚みは約10㎝、一枚の重量が約1トンという大きなものになりました。
台座を含めた高さは2.4mです。

2面構造は、国道から登ってくる方、天都山から下ってくる方、どちらからも見えるもの‥
ということから考えたもの。

「看板負け」しないようにがんばりますね!