2012年4月1日日曜日

公益財団としてスタートです!



公益財団への移行について

財団法人網走監獄保存財団は、本日(平成24年4月1日)北見法務局に法人の変更登記を行い、新しい財団名は、『公益財団法人 網走監獄保存財団』となりました。
今回の公益財団移行についての鈴木雅宣理事長コメントは下記のとおりです。

公益法人への変更登記を終えて
(24.4.1 理事長メッセージ)

 平成18年6月2日公益法人制度改革三法が公布され、平成20年12月1日施行されました。
 当財団は、平成21年12月14日「移行調査検討委員会」を設立して役員、評議員による勉強会からはじめ、手探り状態が続きましたが、何とか自前で平成23年11月25日公益法人移行認定申請書を提出する事ができました。
 平成24年1月18日の公益認定審議会の諮問を受け、同年3月21日北海道知事から認定書を受理し、本日北見法務局へ公益法人への変更登記手続きを終えました。
 今後は、気持ちを新たに「公益財団法人 網走監獄保存財団」として、より厳格な公益性、透明性に努めてまいりたいと思います。
 これによって、営利企業や行政では満たせない社会のニーズに対応した自由で自発的な民間非営利活動を促進してまいりたいと思います。
 なお、当財団が運営する「博物館 網走監獄」は、開設30年を迎えます。
また、当博物館のメイン施設である「五翼放射状平屋舎房」(五舎房)も建築から百年の節目の年を迎えます。
 このため、公益認定と併せ記念すべき年として、民間から公募した財団章(シンボルマーク)を制定しました。
 観光を取りまく環境は厳しい状態が続いておりますが、今後とも役職員一丸となって努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

平成24年4月1日

公益財団法人 網走監獄保存財団
理事長(代表理事)  鈴 木 雅 宣



1・門柱 財団名看板の掛替について
 博物館入場口門柱に掲出している財団名看板を新たに製作し掛け直しをいたしました。資材は道産材のバッコヤナギ。大きさは縦2m、幅45㎝です。 財団名の揮毫は、網走市在住の書家、金子美智子さん(雅号 金子美流)にお願いをいたしました。金子先生は平成17年に掛替をした(当財団が看板資材を寄付)網走刑務所のレンガ門に取付けた施設名表札の揮毫もされております。

2・財団章の制定について
 新しい公益財団のスタート、併せて本年で博物館網走監獄が設置から30年を迎えること、保存している網走刑務所旧建築物の「五翼放射状平屋舎房」「教誨堂」が明治45年の建築から100年の節目でもあることから記念すべき年として、財団章を制定することとし、昨年12月より公募を行いました。211通のご応募が全国から寄せられ、本年2月、財団理事評議員5名による選考委員会を開催し、厳正な選考の結果、札幌市清田区の 渡部一輝(わたべかずてる)さん(男性・47歳・職業:グラフィックデザイナー)の作品を入選作といたしました。
 
3・新財団組織について
 4月1日よりスタートした新財団の理事、監事、評議員につきましては、旧財団の理事、監事、評議員が全員留任をし、就任いたしました。  理事長(代表理事)は、鈴木雅宣理事、常勤常務理事(業務執行理事)は、最乗利英理事が選任されました。
 なお、新財団定款に「事務局には、事務局長及び所要の職員を置く。」こととあり、事務局長に 総務管理部長  配島淳を任命する人事発令をいたしました。

平成24年4月1日    公益財団法人 網走監獄保存財団