2009年9月17日木曜日

○○箱と言っては、いけない。

「小隊長さん、これは難儀な仕事だわぁ・・」
眼鏡を外して仕事台に向かい木材相手に細工をしているのはW棟梁。
作ってもらっているのは・・

誰が見ても ○○箱。取り付けているのは、平成12年に復原した「二見湖畔神社
「えっ?・・箱って言っちゃいけないの?」
そうなんですよ、棟梁。うち宗教法人じゃないので、そういった収入は問題がね。
かといって、見学した方がそっと置いていかれるお志が雨ざらしっていうのも気持ち悪いんで。  お志は、何か有効に役立てる方向で・・ (-_-;)
ということで、復原したお社に付きものの『』を再現していただきました。

『箱』いい艶でてますでしょ。実は使った材料が曰く因縁付き。
二見農場建築物群を解体したときに復原しなかった物置の梁に使っていたヤチダモ材。
100年以上前に、樹齢100年以上のヤチダモを当時の網走監獄の囚人たちが伐採したもの。
その端材を使って組み立ててもらいました。固いけど完全に乾燥したいい材でした。
二見神社のお社に組み付けるにはいい材料でした。

「固くって参ったけどねぇ・・」と棟梁。お疲れ様でした。
9/20からの『網走監獄湖畔神社収穫祭』に間に合わせたかったんで頑張ってもらいました。
できばえは皆さんが直接ご覧いただければ。