2009年7月19日日曜日

一大プロジェクト

今秋、行刑資料館の改修工事が始まります。

行刑資料館のデータ
1983年に建てられた施設で、今年で築26年です。この施設では、明治期から現在までの行刑の変遷を刑務所内での生活や規則、刑務作業を通して、また受刑者が北海道開拓に果たした役割を詳しく展示しています。

行刑資料館の役割自体は変わりませんが、最新テクノロジーなどにより「これまでになかった資料体験」をご提供するべく行刑資料館は生まれ変わります。一大プロジェクトが進行中なのです。

今日はその準備作業の様子を携帯でパチリ。


「えっ?こんな山の中で最新テクノロジーに関係する作業ってなに?」と思われるかもしれません。
確かに...写真だけ見ると森を散策する観光客の皆さんって感じですものね。

実はここ、旧中央道路です。網走監獄にとって重要なキーワードです。

中央道路とは(資料より抜粋)
明治24年、ロシアの南下政策に対向するため、旭川の屯田兵をオホーツク側に送りこむ軍事用の道路を早く開削する必要がありました。そこで、月形から空知、大雪を越えて網走までの道を囚人に開削させました。この道路を開削する為に、網走監獄が設置され歴史が始まりました。

新・行刑資料館では、中央道路開削の様子が再現されます。
「どうやって、再現するの?」
残念ですが、これ以上詳しい内容はまだお話しすることが出来ません。ごめんなさい、大人の事情ってやつです :(

改修作業が始まるまで、現在の行刑資料館もじっくり見学下さい。
本来の展示資料見学に合わせて、建物の造り、資料の展示方法、アナログな仕掛け、ジオラマなど、昭和時代の博物館を記憶に収めて下さい。

行刑資料館は生まれ変わります!