2008年10月3日金曜日

蝦夷冬華蕨

前に偉い人に聞かれたことがあります。
「小隊長さん、あの照明柱の陰に竹組んであるけど、何も生えてこないでしょう。片付けたら?」
いえ、あそこには秋口になってから花を付ける蕨(わらび)がありまして・・・
「ほんとう?」

やっと、今年も生えてきました!
これが、「エゾフユノハナワラビ」ですっ!

シダ類ですが冬性。冬近くに緑の葉が出て春に枯れてしまいます。
ですから夏ではここに植物があるのは誰も気がつきません。
そんな不思議な植物なので刈り倒さないよう目印に竹を組んであるのです。
ちなみに「花」に見えるのは胞子葉という葉になります。