2008年5月20日火曜日

百葉箱

資料の修復をしています。


網走刑務所の二見ケ岡農場にあった百葉箱です。かなり大きいものなのですが長い間、外で雨ざらしになっていたために腐食が進んでしまいました。製作年は不明です。

修復に当たったのは、当館外事(そとごと)チームのWさん。大工さんです。写真は順に解体したばかりの様子、半分くらい出来上がったところ、完成して外に置いた様子となります。


修復に当たって「できる範囲で古い部材を使用して欲しい」とリクエスト。Wさんは頭を抱えていました。殆ど「使えない」状態になっていたそうです。

そこを何とか・・してもらいました。中に空気を入れるためのルーバー、小さい扉、脚は何とか使ってもらい・・ようは、殆ど新規に材料を挽き出してもらい、再建したわけです。
完成して、外に設置した様子。見事に修復完了です。